日本語時々難しい。塩分多寡と塩分過多について。

さっき、塩をかけまくる友人に一言
「塩分たかやでぇ!」
と、確か言いました(「塩分かたやでぇ」だったかもしれませんが)。




「ん。。。塩分かた?」
すぐ、もやもやに襲われました。




どっち?
自分で発言しておきながら混乱。意味というかイメージがすんなり出てこなくなる日っていうのが、私にはときどきあります。
特に今回は、塩分多寡の方にひっかかりました。







すぐ読み進めずに、まずは両者の意味を自分なりに確認してもらいたいです。読めば、そんなの当たり前じゃんと一瞬で思ってしまうから。私と同じように意味を捉えきれていない人も相当数いると私は勝手に信じています。でもそんな人に限ってぱぱぱーと先にいっちゃうんでしょうね。



















***





辞書で調べると、
多寡【たか】・・・多いことと少ないこと。多少。
過多【かた】・・・多すぎること。「胃酸ー」「情報ー」⇔過少





↑これを踏まえましょう。
この場合は友人に、
「塩分の多寡についてあえて言うなら、それは塩分過多だよ。」
と言えばいいですね。



そしてもしも友人が鷹君だったら、
君のかけている塩分の多寡について一言忠告したいのだが、そのかけは塩分過多だと思われますよ。」などと言ってみてもおもしろい。これが音声だったら「こいつ何言ってるんだ?」と一瞬は思うことでしょう。
もっとごちゃごちゃしていいなら更に「たか」&「かた」のいっぱい詰まった例文ができますね。もっと複雑な文を作って早口言葉にしたら面白いかも。・・・おもしろくはないか。イライラしそう。




まとめ:塩分多寡を「塩分多い」という意味で使うのは誤使用だった。意味不明語だった。
この「塩分多寡」を検索すると、多くの人が「塩分多寡で病気になる」的なことを書いてます。検索してみてください。多寡って、なんとなくかっこいい言葉だから、遣いたくなる気持ちも分かります。




おわり