大山滝(だいせんたき)

おととい(8/23)のお話。
A君にいただいた残暑見舞いに、
蒜山(ひるぜん)に行く」
と書いてありました。いいねぇ、夏休みを満喫しているなぁ、とうれしくなりました。と同時に、・・・い、行きたいという衝動も沸き起こりました。
心の葛藤→部活が13時に終わってから、自分は何を成した?ただ同僚と昼ごはんを食べただけだ。膨れたのは腹だけで心は膨れていない。ならば行くしかない。山の空気を吸うだけでもいいや!
との思いから、その日の残りわずかな勤務時間は年休に充てました。蒜山方面へ15時くらいに出発です(瀬戸内海のそばからです)。A君からのお便りはいわば啓示でした。生徒に好奇心を持て!と伝える私が好奇心を発揮し実行に移さなくては、何も語れないのです。と行為を正当化!研修に行ってきまーす!と職場を出ました。

***ひたすら高速を走らす***

で、夕方山には着いた。車で流していると、三つ目の啓示、「大山滝→」という看板を見つけました(一つ目の啓示は「残暑見舞い」、二つ目は「大山池」の看板)。大山の名をいただける程の滝。名滝にちがいない。こりゃあ最後にここに行けということでしょう。とりあえず車で行けるとこまで行きましょう。
奥にあった看板によると、滝を見るためには2km歩かなければなりません。すでに日もくれようとしています。

↑18:02に進むことを決意(アホ)。

格好も部活帰りなのでこれでした(無謀)。


ここから下りです。帰りは上るのきついだろうなぁ。

↑斜面を下ったところ。あと、1km?ばかな・・・でも進もう。ぜぇぜぇ


吊り橋。

↑山の斜面はところどころで崩落。山奥で人の手もそんなに入ってないように思いますが、わりと地盤の不安定な場所なのかも。

元たたら師が住んでいたってまじですか?ちょっと怖い。『日立金属>たたらの話

ここに住んでいらしたのかぁ。人間ってどこでも住めるんだね。
***
やっと着いた。長かった。

暗くてぶれますが、悠長なことは言ってられない。急げ急げ。暗くなる。

滝。ほんとはここからさらに下って間近で見たかったですが、さすがにそれは無茶と判断しました(あーあ、また行かないと)。




日本の滝百選『日本の滝百選 - Wikipedia

↑行きはスルーした看板。木地屋が住んでいたんですって(『木地屋とは - はてなキーワード』)。もう辺りは暗い。こわい。生活している幽霊が見えませんようにと祈りながら通過。



↑肉眼的にはもう少ーし明るいです。でも谷を上がるとこからは結構な暗がりでした。

滝にたどり着くまでにもどんどん暗くなっていくので、行きは結構焦りました。ぜえぜえ言いながら走りました。これまでに通過した距離と看板の示す残りの距離、林内の暗くなる速度、飲み物を持ってきていない自分の体力、万一迷ったときに職場等にどんな迷惑をかけるだろうか、幽霊や熊にあったらどうすんべなど、いろいろなことを天秤にかけながら走る。
滝からの帰りは暗い中、ときどき怖い思いをしながらもくもくと歩きました(足元にはカマドウマが多くてにぎやかでしたがあまりいい気持ちはしませんね)。あの緊迫感・切迫感は日常生活ではなかなか味わえない類のものです。
車へは、19:18に帰り着きました。


そもそも朝の8時から13時までは体育館でバスケをやっていて、大汗をかいていました(私もところどころ一緒にやります)。山歩きの後半は暗がりの中結構がんばって走ったので、やっぱり疲れがあったんでしょう。スムーズに帰っても2時間以上かかる場所でしたが、途中のSAで爆睡してしまい帰宅は2時頃。その翌朝は健康診断。へんなのにひっかかってませんように。




タグ:鳥取県の滝 日本の滝百選 2012
 



おわり