曇りなきまなこで見定めれば、艶やかな毛並みとはちがう。わたしにはわかる。
ところどころのでっぱりは、イボや傷とも異なる。生物なのである。
野生馬の見られる都井岬にて。
この子は全身に一体何百匹のダニをぶら下げているのだろうか。こんな動物の上に、またがるなんて発想、恐ろしすぎる。現代の家畜化された馬ではダニ対策をしているのだろうが、近代までの馬と人類との距離感では、馬経由のダニで不快な思いを味わった人間は夥しい数にのぼるのだろう。また、対ダニに関しては、哺乳類の体毛に、メリットは感じづらい。
200807 14:22
タグ: 寄生
おわり