藺牟田池のベッコウトンボ

2007年4月19日。鹿児島県薩摩川内市、藺牟田池(いむたいけ。ラムサール条約湿地)。


何匹映っているでしょうか?


上の動画はあらかじめ、「こことそことあそこにいるな!」と確認してから一気に撮影しました。薄暗くなっていたし、次の個体への切り換えは少し難しかったです。がんばったのにピントが合ってないのが無念。。


動画のように、どの個体も全く逃げようとしません。ベッコウトンボは他のトンボに比べて警戒心が薄いなと感じています。鈍感な類のトンボです。
また、例年藺牟田池では、ベッコウトンボは非常に高密度(数千匹確認される年もある)に生息しています。
藺牟田池といえばベッコウトンボベッコウトンボといえば藺牟田池!なのです。




ベッコウトンボの背景に藺牟田池。




ベッコウトンボは全国的にみるとかなりの希少種で、藺牟田池には多産することで有名でしたが・・・
2010年度は非常に少なかったようです。2009年は池の水が驚くほど減り、ひどい状況でした。池の水を農業用水として用いるときに、堰をし忘れ水を抜いたままにしてしまったという人為ミスや、夏の少雨も重なったようで。鹿児島のニュースでも何度も何度も取り上げられていました。
あんなカラッカラに岸辺は干上がってしまったのに、2010年もベッコウトンボは見られました。絶滅しなかったのが不思議な感じすらします。さて2011年はどういう状況になるのでしょうか。



おわり