ウスバシロチョウ

2005年7月3日。北海道十勝。

交尾嚢(こうびのう)を付けられたウスバシロチョウの♀(交尾嚢はスフラギスとも言います)。ふわふわ飛ぶ鹿児島の人にはなじみの無いチョウですが、アゲハチョウの仲間です。翅が透けています。
交尾嚢は交尾の際に♂が♀に付けるもので、次の♂はそれが邪魔で交尾に至れないという代物だそうです。北国のアゲハチョウにはこの戦略をとる種がいます。その種の♀を捕まえると結構な頻度で交尾嚢がくっついています。
しかし、これは産卵にも支障がありそう・・・と思ってしまう。不思議です。



おわり