早春の奄美で採集。
懐かしきカメラフィルムのケースのフタの中にいます。小さいです。
昔の携帯画像なので、このサイズが限界です。。
ヘラクレスみたいなツノが生えたゴミムシのようなこの甲虫(触角がゴミムシっぽくはないですが)。見つけたときは、「げげげ!なんかすごいの採ってしまったぜよ〜!」と喜んだ記憶があります。
この虫、昔、「イッカクなんとか」と教えてもらったこともあったようななかったような。
どなたか分かる方教えてください。
標本もいくつかあるので、時間に余裕ができたらそちらも撮影して載せます。
***珍しく今回は自分で検索してみた***
→ ネットで「イッカク 甲虫」などと検索したらすぐにいくつか出てきました(クロスジイッカク、ツノボソチビイッカク、クロモンイッカク)。ですがどれとも違う種でした。
甲虫のアリモドキ科に「○○イッカク」という名をもらえるようなフォルムをしたグループがあるようですね。
***続いて***
原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)も見てみました。
P.415からアリモドキ科 Anthicidae が載っていて、イッカク属Notoxus は2種2亜種, チビイッカク属Mecynotarsus は3種1亜種が掲載されています(1985年の本)。
本の情報からいくと、チビイッカク Mecynotarsus minimus MARSEUL の亜種 M. m. laticornis NOMURA が該当します。色味、分布地、生息環境は合致。
今のところ、暫定で、チビイッカクの琉球亜種としておきます。
おわり