ヤシオオオサゾウムシを採りに行く

2010年11月27日。鹿児島市

ハシゴがなかったので柵(さく)を積んだ軽自動車。



生物研究会(大学のサークル)の後輩を誘って、ゾウムシ(ヤシオオオサゾウムシ)を採りに、先日発見した産業道路沿いの緑地へ行きました。




右手にヤシ系の木が数種類ずらっと植えられています。




問題のヤシ。高枝切りバサミでは歯が立ちませんでした。




柵によじ登って、葉にぶら下がりようやく一本だけ引っこ抜くことができました。他の葉は届きませんでした。




引き抜いた「葉」。「枝」といえばいいの?




付け根はヤシオの幼虫によって食い荒らされています。だから枯れます。ヤシは再起不能に陥ります。



4年前までは鹿児島大学の構内にもこのヤシ(フェニックス)があって、ヤシオは大量に採集できたのですが、大学の迅速な処置によって、ヤシは全て根元から切られて撤去されてしまいました。(どうせ全部切るのなら、もうちょっと観察の暇がほしかった。農学部ではヤシオを題材に卒論も書かれていました。)

今回鹿児島市内で、久々に枯れたヤシを見つけたわけですが、、、
今一番怯えているのが、今回見つけたヤシを鹿児島市が速やかに処理してしまうことです。木が高いので今は手が出ませんが、もっとボロボロになれば自然に葉が落ちてきそうなのに。延々と続くヤシロード中、計3本確認しています。いずれも樹高が高くて手が出せません。



次回報告が、「切られてました」にならなければいいですが。



おわり