高千穂峰(たかちほのみね)でハルゼミ発見 (2010年)

登山口の駐車場から望む高千穂峰


右の山(でっぱり)が高千穂峰




右がそう。高千穂のビジターセンターにはこの様な模型があります。





奥の山頂が高千穂峰。注:木は生えていない。歩きやすいといえば歩きやすい・・・ガレガレで滑るので大変です。





***山頂にて***





柵の上にハルゼミの♀。ズームアウトしていきます。





奥に刺さっているのが、『天の逆鉾(アマのサカホコ)』。2010年の大河ドラマ、『竜馬伝』では、竜馬が勢いよくこれを抜いて大きな誓いを立てていましたが、今抜くなんてことを登山客がやったらえらいこっちゃ。思うに、分別あるであろう竜馬が抜くかな?一事が万事ならば、大河ドラマに散りばめられた感動シーンの数々も・・・でしょうか。わざわざこんなこと書かずとも、でしょうね。


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次は♂。♀の居た柵からほんの数mのとこでした。
ズームインしていく。

眼下には町並みが。そして、ここのはるか下に樹林帯が広がる。


翅が輝いてきれいなハルゼミの♂。



データ:2010・5/15, 宮崎県, 高千穂峰(標高1,574m), 午後1時すぎ。
セミに詳しくない方のために一応・・・これ5月です。ハルゼミ(春蝉)はその名の通り4月から現れるセミです。なぜか松林が好きで、そのために、海岸付近でよく鳴き声が聴かれます(鹿児島市の近くでは、吹上浜周辺や開聞山麓とか)。色が地味で、割と小さいセミなので、松林で見つけるのはなかなかに運次第なところがあります。




高千穂峰の麓(登山口付近)のビジターセンター付近には松が多く、ハルゼミの鳴き声は多かったですが、山頂には松など見当たりません(声もしない)。
故に、上昇気流による吹き上がりのエネルギーはすごい!と言ってもよさそうです。セミは飛び立ってもすぐ近くの枝に止まりたがる虫ですしね。




この内容は、鹿児島昆虫同好会誌SATSUMA, N0.143にも投稿してあります。




おわり