ナガコガネグモ 2011年 鹿児島

ナガコガネグモ、今はその色彩とサイズから好きなクモです。
これまでナガコガネグモとは認識していなかっただけかもしれませんが、8月に岡山の閑谷学校で確認したとき、これはこれまで鹿児島では見たことがないクモじゃなかろうかと思いました。いても少ないんだろうと。

そして数日前、研究室のY氏から「ナガコガネグモ見つけたら捕獲ヨロピク」と頼まれました。Y氏がドイツのクモ研究者から日本のナガコガネグモのサンプル提供を頼まれたというもの。協力はしたかったですが、鹿児島で見たことがある、という印象がひどく薄いクモだったので、初めから諦めモードでした。「見ないよねー」なんて話をしながらそれでも、研究室のM氏は鹿児島市の平田というところに探しに行って数時間かけ1匹ゲットしてきました。M氏は目がいいので、鹿児島市でもいるにはいる、しかしやはり少ないのかということを再認識。私は岡山で見たということもあったので、鹿児島の北のほうではより可能性は高いんじゃないかと思っていたのですが、9/15、北薩の曽木の滝辺りをふらふらしていて、山の際に位置する田んぼにて5匹発見しました(北だからいたって考えるのは短絡過ぎますが、私の印象なので気にしないで)。

影になってるところに4匹いました。

近辺を探せばいくらでも集まりそう。ナガコガネグモについては一応は抑えられたのでよかったです。

ちなみに、クモさんたちは100%のエタノールに浸けられて研究者に送られます。こういう虫とりや生き物のやり取りを生物系の大学の研究室では行ってマス。私も今ヒメカマキリを頼まれているので送らねばなぁ。ようやく秋の個体を採集できました。





おわり