2015年初ハリガネムシ

30分ほど前、職員室に一人残っていた私の耳に、「む・・・せん・・〜、虫村せんせ〜・・・」というかすかな声が聞こえてきました。
きゃー、で、出た〜!
・・・と思ったら、職員室の外の暗闇に二人の女子生徒。忘れ物をこんな時間に取りに来るな(笑)!
それで、3階の教室まで一緒に付いていったのですが、やっぱりこういうときに発見があるのです私の場合は。
吹き抜けの廊下に、ひからびたハリガネムシが落ちていました。ぱっと見、近くにホストの遺骸はない。40cmほど離れたところにキリギリス科のバッタの脚やら産卵管×2やらが落ちているくらい(この2本の産卵管はぴったり同じサイズ=2つにぱかっと分かれたもの=このバッタは1個体)。

これらの証拠をむりやり結びつけると、・・・
①廊下に現れていたこの奇行種(寄生されていたキリギリス類)は雨にさらされ、ハリガネムシを放出。放心状態のところを鳥に食われた・・・
②廊下に現れていたこの奇行種は鳥に襲われ、ハリガネムシを放出。まずい部位やハリガネムシはそこに残された・・・
というドラマができあがります。
ほんとうのところは分かりませんが、ハリガネムシがいつ出てもおかしくない季節に入りました。



追記(200922 15:30頃)
遺骸のパーツが鋭く切られているので、鋭利な歯を持った哺乳類の仕業かも。二階なので、ネズミ類?それにバリバリ食べられていく最中で、ハリガネムシが放出された方が正しいかも。





おわり