あそこからきのこが生えた

2009年9月13日の話。
あそこから・・・あんなところから「きのこ」が生えました。
恥ずかしいですぅ





まずは下の写真をごらんください。






結構立派なブツに育ちました(そのまさかの左端の物体です)。





***





何をかくそう、私は玉虫(タマムシ)が大好きです。死ぬまでには玉虫厨子(たまむしのずし)を作ります!
好き故に、毎年盛夏には玉虫採集に汗することがしばしばです。



2008年の夏は、玉虫ウハウハ状態を画策していました。玉虫に産卵させ、2年後には大量の玉ちゃんとご対面!作戦です。希少なクワガタなども、一旦飼育が成功すれば多くの個体(その子孫)をゲットできるものです。

というわけで、2008年、ヤフオクで玉虫が産卵するための「ほだ木」を購入しました(玉虫の幼虫は枯れ木の中で育つ)。ほだ木とは、しいたけ栽培で使った後の木のことで、しいたけ菌が打ち込んであります。
ほだ木まで出品されているとは、ヤフオク恐るべしです(クワガタの飼育をやる人意外に誰が買うんでしょうか)!




***



つまり、事の真相は、ほだ木を置いたままの研究室で缶コーヒーをたしなみ、その飲みかけをうっかり数週間放置していた→しいたけの胞子が、コーヒーを栄養源にして育ってしまった!というものでした。胞子がコーヒーを培地にして成長できるなんて。。。特許ものかもしれない。





缶の底部面積いっぱいに成長した一級品↑。他では食えません。



缶を洗おうとして中に固体があることに気付きました。ゴキか何かかと思っていました。シイタケとは誰が想像できるでしょうか。



しかし、むむむ・・・

ばらばらにしないと取り出せない点は、・・・唯一にして最大のネック!



→出荷できないじゃない!!



***


結局、玉虫の産卵には失敗しましたが、しいたけの栽培には成功したということです!しかも世の常識を覆す、コーヒー缶栽培。
次はやはり、逆もまた真なりということで言えば・・・玉虫のコーヒー缶飼育にトライしようと思います。



研究室で寝泊りしていた自分の体から生えなかったのは・・・なんだか少し寂しいような気がしないでもありません。



***
これは、カビでしょうね(昔の時分はあほやなぁ)(150413記す)








おわり