2006年6月25日。鹿児島市。
ちゃんK氏から電話がかかってきました。
「ヒラズゲンセイがいますよ〜」
「え!?」
大学にいた私は原付にまたがり現場へ向かいました。
現場は大学の寮(彼の住処)。大学から原付で5分ほどです。
寮の入り口にはちゃんK氏。彼の指す指の先には真っ赤な・・・異様な光景!
これが生きたヒラズゲンセイとの初対面でした。
虫も結構大きいことが分かるでしょう!
でかくて赤い!
最初の写真だとよく分かりますが、きれいな丸い穴がクマバチの巣口です(木は桜)。後で枝ごと巣を回収すると、中にもクマバチがいました。巣口にアリもたかっていたのですが、何をしていたのだろう。クマバチとヒラズゲンセイは軽くバトルもしますから、彼らの体液でもその辺りに付着していたのでしょうか。
この巣の真下には傷ついたゲンセイも落下していました。それはオス同士のバトルの結果だったのだろうと勝手に思っています。
全てを回収し終えたちゃんK氏。彼とは二回も一緒にインドネシアへ行きました。
ヒラズゲンセイはフェロモンを出し、仲間を呼び寄せるということを聞いていたので、二匹ほどメスを借りて実験もしました。しかし・・・×。結構頻繁に見て回ったのですが。
やはり自力で採らないといけないのですね。それはいつの話になるのでしょうか。
ちなみに死んだヒラズゲンセイの腐敗のスピードはおそろしく速いのです。あっという間にポロポロと脚やら胴体やらがもげていきます(他の甲虫は硬直するのに)。これは一体なぜ?
一度対面したとはいえ、わけのわからない虫の上位に来ている虫です。
来年発見した人がいれば、教えてください。
おわり