クロテンシロチョウ(与那国島) 2008

2008年7月。与那国島


小さめのチョウです。森の際などでよく見ます。



ふわっ・・ふわっ・・っとゆっくり舞うチョウです。ゆったりしているくせに、あまり止まってはくれません。



「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」(福田他, 2009)によると、幼虫はギョボク(など)を食べるそうです。知らなかった。アブラナ科の草を食べるものとばかり思っていました。また、「台湾やルソン島?からの迷蝶。与那国島で1957年から定着傾向」ともあります。私が行った夏は多かったですが、定着「傾向」と、はぐらかさざるをえないということは、その問題が冬季の情報量にあるのでしょうね。定着と断言できるには、越冬が健全に行われていることを、継続して証明しなくてはなりません。与那国に住んでいない限り、こんなことは不可能です。
虫ではよほど根拠が無い限り、断言するのは危険だと思います。そうだからと言って、文献で徹底的に調べることを避けてきた自分の態度はもっと危険ですが。だからブログはそんな自分の態度を改めるためにも(少しは、少しずつは)役に立っています。頑張ります!




おわり