2010年5月31日。南限の屋久島で採集。
おそらくは、女王です。
採集時期やサイズでしか働き蜂と区別できないようです(外見は働き蜂と似ていて、決定的な違いがないらしい)。5-6月に野外に出てきて、大型の働き蜂よりも一回りは大きいとありました(新田, 2010. 日本産蜂類図説 第1巻 スズメバチ科. より)。
5月に飛んでいる巨大なハチを見れば、その異様な大きさにびっくりします。女王が単独で巣作りのために働いているのです。
ハチと言えば「針」のイメージですが、アゴも強烈です。
翅を広げて脚まで整えるために、ハチをひっくり返して標本を作成したのですが、針がまっすぐに刺さっていませんね。
女王採りは楽しいです。来年の5月は是非どうぞ!
おわり