あれ(『ザリガニ物語(1) - 虫村の日記』)から30分。他にもザリガニの多いところがあるだろうと、その地域を車でぐるっと回り、もとの用水路に帰ってきました。
が、なにやら騒々しい。さっきまではいなかったちびっ子たちがそこに6、7人いる。
その彼らの足下が大問題でした。
赤い。
うん、やっぱり赤い。
赤いのが、積まれている・・・のか?いやしかし、まさか・・・ね。そんなことするわけがない!よねぇ。
おそるおそる近づいた私がひったまがった光景がこれです。(たまがる・・・鹿児島弁かなぁ。驚く、の意。ひったまがるは相当驚く、の意)
げっ!
そこには、狩りを通り越し、もはや漁をしているちびっこたちがいました。
当然浮上する疑問があります。
こどもたちに「このザリガニどうするの?」と訊くと、「中国人にあげるんだ」と返されました。
「え?中国人はどうするの?」と問うと、「食べる!」と。
中国人、日本にきてカラーを出しすぎだろ!やんちゃな民族だなぁ。
はい、そして、
↑すっかりザリガニがいなくなった用水路。30分前はすごかったんですが、寂しい場所になっちゃったなぁ。
でも、
まだまだ。まだまだまだまだーーーー!!
そのすぐ近くの橋の下(暗い場所)にはまだまだこんなにいるんです。すさまじい物量でした。
埋め尽くされている。
***そんな中***
やばいちびっこにも会えました。「写真に撮って!」と呼ばれて振り向くと、ザリガニを手にした少年がしゃがんでいる。
「今からこれを食べるところを写真に撮って!」と言うのです。
少年はザリガニを素手で引きちぎりだし、お腹の白身をぺろりんちょ。わっぜたまげました(わっぜは、かなり、の
意)。
21世紀のJapanにこんな少年がいるのか・・・
「食べたザリガニは何匹目?」
「うーん、5匹目!」
いやはや。。。たくましすぎる。
***
ちなみに、数100m離れた他の用水路で見かけたザリガニの死骸。
これを食べたのは水鳥かな。腹だけが喰われています。少年と食べ方が一緒。なるほどね。こんだけいたら鳥も食べる部位を選ぶかも。
また来年もこの地域には行ってみようと思います(新聞の記事によれば2年前にも大量発生したそうです。こどもたちに訊くと、毎年多いよということでした)。
すごく楽しかった!
おわり