出てないver
出てるver 200626 13:52
虫好きな人にとっては、よく目にする光景なのですが。よく考えてみると、摩訶不思議。説明ができない。
あんなに細いストローで吸い上げているわけだが、出て行く量と頻度がありえない。多すぎる。
一回で出してる量は、へたすると自分自身の重さに匹敵してませんか?
吸い上げるまではまだよしとして、このスピードで、ほしい塩類だかミネラルだかは体内に取り込めるものなの?というか、これだけやっても体内に溜まっていかないほど、希薄な何かを摂取してるの?
わたしたちが、このぬかるんだ地面にキッキンペーパーを1枚押し付けてすぐにぎゅっと絞ったとして、この量の水を出すことは可能?
チョウの体内の水の通り道、消化管とはそんなに単純な器官なの?
考えるほど、この水の吸い上げと、溶質の摂取という行動自体にものすごくエネルギーを使いそうな気がしてくる。割りにあってるの?
そもそもなぜオスだけが吸水を非常に好むのかも不可思議。
この個体は警戒心の強めな個体で、50センチくらいまでしか近づけさせてもらえなかったのですが、飛び立つ限界ギリギリまで、吸水作業をやめない。チョウにとってはあえて危険な地面に降りているわけで、その状況判断能力も秀逸。
とにかく、まじまじと観察しながら、1人感動していた昨日の午後。虫のやってることはすごい。
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おわり