クサガメ初見 2012

風の強い日でした。

野外で見つけたのは初めて。一発目がアスファルト上になってしまいました。この日は強風に雨も混じり、カメラが濡れ放題。

こんなとこで引っ込み往生。


クサガメの老成個体です。キールと呼ばれる甲羅に走る3本の山脈(のようなでっぱり)が目立たなくなって、滑らかな甲羅をしています。

顔も真っ黒でした。


甲羅の脇をつかんだのですが、手に不愉快な臭いが残りました。甲羅なのに・・・でも、あぁ、これがうわさのクサガメなのかも?と思った次第です(私は数年前にクサガメの名の由来を話に聞くまで、クサガメ=草亀とばかり思っていました。クサガメ=臭亀なのですね)。
このカメはコンビニの袋に入れて持ち帰りましたが、袋を二重にせねばその臭いが漏れ出すほど。しばらく飼って、何十人かの子供に見せたらまた逃がす予定です。
4/22のこと(120422)。岡山県赤磐市今井にて。




おわり

閏日に見たミドリガメ 2012



臆病な個体で、寒い水へと飛び込んでいきました。臆病なのも大変だ。

鹿児島大学の玉利池にて2頭見ました。水に入ったお亀さんは早く陸に上がりたくて、割と近くでこちらを伺っていました。

枝垂桜も咲き始め。
120229


タグ:鹿児島大学 カメ ミシシッピアカミミガメ 2月 鹿大



おわり

ジュラシックパーク、ありえる。

気づけた。これは相当うれしかったエピソード。




野生のカメは、人間に気づくとトテトテ逃げていくのですが、この子は違っていました。

与那国島で見つけたヤエヤマイシガメ。



逃げ損ねた感じか、そこでうずくまってしまった。

これは、「最後に」ひっくり返したときの写真。陸ガメです。




で、




カメの甲羅の写真を撮っていたときに気がついた!





鼻の頭に異物が・・・





しゃがみこんで見てみると、小さな「異物」は生き物。見て分かるように





一瞬蚊が何をしているのかわかりませんでした。だって、蚊さん、これは亀だよ。亀ですよ。





でも、やっぱりこれは、血を吸っている。
この瞬間まで、蚊がカメから血を吸えるということを想定も想像もしておらず、森の中、1人感動に震えました。





地面に這いつくばって撮影。蚊の腹が赤く膨れていく。




しばらく観察していると・・・



げ!

カメの腕に別種の蚊までやってきた。




この黒いカは、私が普段よく血を吸われてるやつにそっくりに見えたのですが、初め腕にとりつき・・・口が刺さらないもんだから、腕から徐々に顔のほうにやってきました。最終的に亀の目の下から吸っていました。




顔面でパーティが始まってしまった。
蚊はカメからも血を吸うことができる。ただし、それは鼻腔などの粘膜からである。





カメは私がいるから一歩も動けず。すみません。痒かったかな。






わたしは蚊が亀(爬虫類)から血液を吸うのを見て、映画『ジュラシックパーク』(1993年公開)を思い出していました。あれは、蚊から恐竜のDNAを取り出し、現代に恐竜を蘇らせるという発想で成り立たせていた物語。
琥珀(こはく)に閉じ込められた蚊が、恐竜時代を生きていれば、その蚊の腹の中には、恐竜の血が入っているでしょ、という。
映画公開当時、あの世界観や映像にはものすごく感動したけれど、小学生の私は「まてよ?蚊ごときが分厚い恐竜の皮膚からどうやって血を吸えるっちゅうねん!!だまされんぞ」とも思っていました。所詮は映画である。設定の無理はさらっと流すなぁと。しかし、こうやって実際にカメの血を吸う蚊を目の当たりにすることで、1993年に植え付けられたまま、どこかで引っかかっていたもやもやが、クリアに吹き飛びました。






もう一点、興味深かったのは、これらの蚊が私(哺乳類)のほうに寄って来なかったという点です。
蚊が人を無視かよ!
蚊を撮影しながら実に不思議な感覚に陥りました。
南の島の暑さで汗をかき、しかも目の前の光景に興奮してハァハァ言っている人間がいるのに、完全無視!私は普段、蚊に食われやすいほうなので、ますます???でした。この蚊(与那国島の人里からも離れた森の中の蚊)は人間よりもカメ(爬虫類)の血を好むのか??というか人間を認識できてない?いろんなことが「?」






最初2匹でいた色鮮やかな蚊はキンパラナガハシカ(日本動物大百科より)。
黒いほうはヒトスジシマカ



2008年7月 沖縄県 与那国島 カ 蚊に血を吸われるカメ




タグ: 爬虫類 吸血




おわり

サンダルとセマルハコガメ

2006年6月。大学の生物研究会というサークルの3人で、一週間ほど採集旅行へ。

あろうことか私はクツを持って行っていなかった。
ナガズボンの写真も見当たりません・・・


(サキシマ)ハブのいる島へ行く。しかもただの観光ではなく(観光地と海は無視!)、森でキャンプまでする予定で。。


今思うとすごいです。すごいバカ。ハブに咬まれる確率を調べる実験でもしていたのかと思うほど。

この無防備なサンダルはABCマートで1000円で購入したものでした。懐かしい。これで重さ数十キロの発電機セットまで背負って(交互にですが)、森の奥のカンピレーの滝に向かいました。


セマルハコガメは西表ではよく目にする亀。




引きこもっています。





わずかに開けて、様子を伺って、



我慢の限界がくると、







にゅっ

見ていたのはいつもこのくらいのサイズで、小さいものは見たことがありません。小さかったら余計にかわいいはず。




タグ カメ 陸亀




おわり

何の卵?

2008年インドネシア

ある生き物の卵を食べました。


このように売られていました。


注文すると、さっとゆでて出してくれます。
タレなどはなし。



殻は写真のように弾力があります。凹むのです。
味はなんともいえない塩味(殻を破って食べただけ。殻が薄いから、中にも浸透するのでしょうか?)。
そう、殻を割るというより、破るほうが合っています。



楕円ではなく、まん丸の卵。




きれいに並べてありました。凹むからきれいに重ねられるのですね。



インドネシアの友人達は、おいしくないデスと言って食べませんでしたが、私はそんなにまずいとは感じませんでした。




答えは、







ウミガメ。
何ウミガメなんでしょうね。日本では叶わないいい経験ではありました。



おわり