ノーヘルで検挙

されました。インドネシアで。


こんな状況でも写真に撮るのです。おっさん達はポリ公。





私が滞在してたのは、アンダラス大学の敷地内のゲストハウスなるもので、丘の上にあり、
街まで結構距離があります。
普段はバスを使うのですが、土日は便数が少ないし、夜は運行していないので、そんなときはインドネシア人の友人に頼んでバイクに乗せてもらいます。


乗せてもらう時は、いつもノーヘルでした(一応違反らしいということは聞いてました)。


この街(Padang パダン)はこの5,6年で急激にバイクが増えたらしく(頻繁にそこに通う教授の証言)、人々の交通モラルやインフラや、果てはポリ公の姿勢までが追いついていない。めちゃめちゃなとこです。インドネシアの地方ではこれが普通だと思います(あちこち行ったがどこでもそうだった)。穴ぼこぼこの粗悪な道路に、信号もなし。
でもそこではそこでの交通ルールができあがるところが、面白すぎるところです。
日本人から見たら危なすぎるけれど。


ということで、ノーヘルも当たり前。

おとうさん、おかあさん、子供3人(乳児もOK!)という5人乗りも時々見られます。
あれでこけたりしたら、悲惨すぎることになるはずなんだけれど・・・
イスラム教のアッラーの神はあれを許してくれてるのだろうか。。。



話を戻します。

バイクに乗せてもらって、街に向かっていたら、なんと前方にポリ公がいました!
でもその横をノーヘルの2人乗りや3人乗りが通過しまくっている。謎の光景・・・

不気味さを感じつつ、そこに差し掛かったとき、ポリ公が止めにかかってきた!!!



うわっこっちきたーーーー




ハイ、検挙・・・なぜだ・・・(この瞬間も横をノーヘルがぴゅーぴゅー通り過ぎる・・・)




乗せてくれてたロミーを見ると、結構深刻そう(写真上)。
おいおいこれから何が起こるんじゃ。とこっちも不安です。


が、ポリ公は私に興味津々で笑いながら話しかけてくる。
なんなんだこいつらと思いつつも、どうでもいい話が続く。
ロミーは何やら書かされている。あらら。



結局そこで20000Rp.(200円程度)払わされました。
安っ!と思いましたが、あとで聞いた話では、これはポケットマネーになるんだそうな(最初は50000Rp.要求してきたらしいが、ロミーが値切りに成功!なんだそれ・・・)。
気が向いたときにお小遣い稼ぎをするポリ公さん。
素敵な国です。


また、彼らは私にパスポートを見せろと言う。
ちょうど持ってなかったんですが、それなら後で、夜8時くらいに持って来いという。

「ハイ」

と返事し、ノーヘルの二人乗りでそこから立ち去る(笑)
なんなんだよ、これ。。。


そして、夜8時。
パスポートを持って行くと、ポリ公さんたちは全員帰宅してました。。。
パスポートのコピーを置いて帰りました。。。。。



パスポートを持って派出所へ。ヘルメットは一個しかなく、ロミーはノーヘルで出発進行ーーーー!




いいネタをくれたポリ公さんに感謝です。


おわり