フクロウ(エゾフクロウ)

2005年6月。北海道。



林道を散策していると、フクロウ発見!

中央に小さく写ってます。初めて見た!興奮です。



近くで見るために、がさがさと藪へ踏み入れる。

おぉ!木の真下まで来て、こんなに近づいてるのに逃げない。駄目もとで近づいたのに、逆にこちらが意表をつかれた感じでびっくりしました。私を見ているけれど、木の上(大分高い)にいる以上、人間は何もできないと分かっているんだなぁ。



***しかし***



何か別の視線を感じる。く、熊?・・・


まずい


ぬー!上からか!!





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なんと!

そばの別の木に、赤ちゃんらしき小さいフクロウがいました!



あー。それでか。赤ちゃんを見守っていたのか。



納得納得!ほんじゃバイQ〜!と、
観察だけして素直に引き下がるなんてもったいなすぎる。
やるだけやってやる!



虫網を伸ばして赤ちゃんを驚かす!のです(届くような距離ではなかったので)。



すると奇跡が起きました。



まだ飛べもしない赤ちゃんが超偶然に林道へバタバタしながら滑空してきたのです。


「ドスーン」



な、なんと。


か、かわいい・・・


小池栄子にも似てる・・・赤ちゃんフクロウ顔だったのね。


フクロウ「こんにちは」私「ハイ、こんにちは」・・・触りたい。。


とりあえず、長靴に乗せてみた。・・・とりあえずの意味が分かりませんね。つまりは、いきなりの素手は、いろんな危険があったため、長靴に乗せたのです。しかし、今思うと、手を使わずに野生動物を長靴に乗せるというこの曲芸はどうやったんだ??いとおそろしや5年前の自分。


右よし左よし、安全確認!勇気を出して手でもイク!


赤ちゃんといえどもするどいツメをしています。


観念した顔をしています。


一通り戯れました。匂いも気になったので、くんくんしてみました。率直に臭いです。ラベンダーの香りはしませんでした。

周りではずっと親が遠巻きにバッサバッサとしていたので、泣く泣く返すことに。しかし、どうやって木に乗せようかと考えました。・・・枝がどれも高いし無理!でもここに置いてたらキツネとか熊とかに食べられるのがオチ。なんとか樹上に上げないといけない。
一応もといた木にくっつけてみました。
すると、


このように足の力でよじ登っていきました。びっくり!足の力すげーーーーー!


「人間に捕まったが、自力で脱出したでぇ」という武勇伝を語ってね、と思いつつバイバイしました。立派なフクロウになっておくれ!


以上フクロウとの思い出でした。


おわり