クロマダラソテツシジミ

2010年11月25日。鹿児島市与次郎(よじろう)。


買い物に行ったらそこに植えられていたソテツが食害されていました。



チョウチョの幼虫に食べられて、このようにスカスカになります。



ソテツで羽化していたチョウ(クロマダラソテツシジミ)。チョウの下にある乳白色の粒はこのチョウが出したおしっこ。翅を伸ばしきったチョウは体内の水分をこのようにして出します。翅を伸ばすのに、この水分を使っていると聞いたことがあるようなないような。翅を伸ばしきったらもう不要ですから排出します。カメラを近づけたら、みんな揃ってプリッとおもらししてくれました。




毛で覆われた新葉の元を広げてみると、



たくさんのサナギを見つけることができます。




サナギになる場所としては、こんなところも人気が高いようです。



まだ幼虫もいました。アリと仲良しです。




サナギには2つの大きさがありました。小さいサナギは餌不足でしかたなくサナギになってしまったものでしょう。たくましい。右下の二匹は幼虫です。




大きいサナギはこのくらい。



小さいものはこのくらい。



100均の薬入れに入れて羽化を待ちます。


羽化したものはまた今度載せます。


このチョウも数年前に突然鹿児島にやってきたチョウです。鹿児島の人はソテツをチェックしてみてください。ソテツにとってはとんでもない害虫だということが分かります。



おわり