排泄された寄生虫。

関西で(オオ)センチコガネ(糞虫/フンチュウ)を採っていた時、一つの糞に異質なものが混じっていました。

なんじゃこれは・・・




アップ



・・・。



***ほじほじしてみよう***



「こ、こんにちは・・・」

やはりそうですか。寄生虫ですねこれ。
途中でぶつ切りになっているようです。


この糞の主(哺乳類。イノシシか?)の消化管内のどこかで生存していたものが死んで、こうやって糞と共に排泄されたのですね。原型を保持しているということは、大腸、あるいは大腸に近い部分で死亡した(生存していた)可能性が強く疑われます。他には、この寄生者の体が消化されにくい強靭なものであるという可能性もある。

この時、私は糞虫に熱中しすぎていて、(糞を崩すときは一応棒を使ってはいましたが、)糞まみれの虫を素手で触っていたので、特に右手は茶色くうんこまみれになっていました。故に、この寄生虫を見つけたときは正直いって、かなり萎えました。この右手はしばらく封印だな、と。お口に持っていったら感染しちゃうかもしれないので。



ここにあった別のうんこのブロックからも発見。結構長いようです。


日本でも、我々の生まれる数十年前にはおしりからニョロっが当たり前だったそうですが、実際に見ると堪えました。しかし、この後も糞虫採集を継続した私はやはり狂っておりました・・・


おわり