コムラサキ・クロコムラサキの標本

上:ノーマルコムラサキ♀, 下:クロコムラサキ

ノーマルの方は、2001・9/27に鹿児島市鶴丸高校で採集したものです。この年は何度かコムラサキを見ています。
今や鹿児島市内の住宅地ではコムラサキも減ってしまった[そう」です。私は鹿児島市内のコムラサキは珍しいという状態からしか知りませんが、私の生まれる頃までは鹿児島市でも普通種と言ってもいいくらいなチョウだったそうです。それがいつの間にか・・・。普通種だったから、ちょこちょこと採集された標本のデータくらいしか残っていないとのこと。即ち、これからも、どんな生き物がいつ消えていくのか分からないから、動ける人が記録にしていかなければいけません。いろんな場所で。地球温暖化とか環境破壊とか言う前に行動ですね。




上:ノーマルコムラサキ♀(裏), 下:クロコムラサキ♀(裏)


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上:ノーマルコムラサキ♂(裏), 下:クロコムラサキ♂(裏)



上:ノーマルコムラサキ♂, 下:クロコムラサキ

光ってるのが♂(ちょうちょに詳しくない人のために)

光ってるのが♂

光ってるのが♂!



上で示したクロコムラサキはすべて藺牟田池産(いむた池。鹿児島県にあるラムサール条約湿地)。




なお、クロコムラサキに現れている翅のタイプは、遺伝的に劣勢の表現型であり、日本におけるクロの分布も局地的です。
鹿児島はクロも見られるラッキーエリア!特に藺牟田池はコムラサキの幼虫が食べる柳がたくさん生えているから、クロコムラサキも見やすい超ラッキーエリア!!!大学一、二年の頃はGWの頃から春一番コムラサキを求め、藺牟田池まで原付で数回は通っていました。鹿児島市からは地味に遠いです。



オスとメスで異なるコムラサキの翅の輝き&型で異なるコムラサキの地色 - 虫村の日記




おわり