やっていたことに今日気づく・・・
以前鹿児島大学構内で採集したコムラサキの記事を書いていました。↓
『鹿児島市内のコムラサキ (クロコムラサキ) - 虫村の日記』
↑のブログ記事では、クロコムラサキの♀を採集したと書いていて、この観察はSATSUMA, No.144(2010年)にも投稿してあります。とも書いています。
ここ数日、ブログにコムラサキの記事をいくつか書いていたので、今日、研究室に置いてあった他のコムラサキの標本を久々に眺めてみました。
こちらの方がチョウの翅の鮮度もいいので、またいつかこれで書こうかなーなんて思ってたら、、、
この標本↓が目に飛び込んできました。
光ってるから♂ですよね!
ラベルには、
2008・8/13 鹿大
とありました。
え!鹿大でコムラサキの♂なんか採ってない!と一瞬思いましたが・・・
急いでSATSUMAを確認すると、標本の個体と翅の破れ方が一致。。。。
鹿大で採ったのは、♀じゃなくて♂だったんだ!!!!!!!
つまり、SATSUMAに嘘っぱちの情報を載せていました。反省。
葉に乗った下の写真を見てください。当日はこの角度からの写真しか撮れていなかった。でも、この角度からのものは5,6枚あったので、これらの全てに青いメタリック色が見られなければ、そりゃ♀だよ!と頭の中できれいにすり替わっていた模様。SATSUMAにも、下の生態写真を載せることしか考えていなかったため(「標本写真より、生態写真のほうが価値がある」、の思想)、これが♂であることに全く気づかずじまいでした。
むむむ・・・この角度では少しも青く光らないのか・・・
コムラサキの♂の翅は、見る角度によっては全く青が目に映らないこともある!ということの再確認にはなりました。次号のSATSUMAに訂正文を書かねば。
おわり