トサヒラズゲンセイが卵を産みました 2011年


小粒の卵をかなりの数産みます。
「1匹のメスが膨大な数の子を生み出す=成虫までの生存率が高くない=成虫になるまでの生態の面で、偶然や運命に一時期頼る」
という図式。
ヒラズゲンセイの場合は、クマバチとの運命共同体(クマバチへの寄生者)であるが故に、不確定要素もかなり大きいのだなあ。
また、寄生される側のクマバチが、寄生する側のヒラズゲンセイと同サイズなので、クマバチ側のエネルギー損失はかなり大きいはず(食料を失う、子孫を食われる、時間をかけて作った巣の一部を占拠される等)。1匹のヒラズゲンセイが生産されるのに、クマバチ何匹分の生産エネルギーが使われるのだろうか。
・・・とかなんとか考えていると、人間にも当てはめてしまう。果たして人間が快適に生きていくために他の生き物から得ている(命)エネルギーはどれ程の値なんでしょう。
各種のエネルギーの単位や表示を、牛何頭分とかニワトリ何匹分とか命が分かるように換算して表示するだけで、(罪悪感から、)ある程度のところまでは一気にエコが進みそうです。





・トサヒラズゲンセイ
・ツチハンミョウ科





おわり