シロツメクサの根粒菌

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いつかは見てみたいなーを行動に移してみた。シロツメクサには悪いが、掘ってみた。ターゲットは根。

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水洗いした。

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根に所々ある粒々が根粒で、その中に根粒菌がたくさんいるらしい。人間の体の中にも腸内細菌がたくさんいるらしい。自分で確認したことはないのでなんとも言えないが、そういうことらしい。

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根粒菌は空気中の窒素を、植物が利用可能な状態に作り変えることができる。人間も空気中の窒素を、科学技術によって肥料などへ作り変えることができるが、それにはめちゃ高い温度とめちゃ高い圧力が必要で、大規模な設備(工場)がいる。家とかで簡単には作れそうにない。そんなエネルギーをかけずとも根粒菌は暗い土の中でやってのける。


ちょっと前の日本では、人間の糞尿は畑の肥料としてまかれていたが、それは畑に、植物が利用可能な窒素を撒いていたようなもの。

いずれ食べ物になる野菜ができる土地に、どこの誰が出したかも分からない糞尿を、積極的にまくにいたる経緯は、農家の試行錯誤の賜物だが、どんなきっかけがそうさせたのか知りたい。つまり、数年間、糞尿をまかない状態で作物を作り続け、土地を痩せさせる。その土地を2つに分けて、片方には糞尿をまく。もう片方には糞尿をまかない。どのくらい収穫量に差がでるのか実感してみたい。




植物の行う光合成では、大気中の二酸化炭素から炭素をはぎとって、生物が利用可能な状態に作り変えることはできる。光合成で作られた炭素を含んだ物が、でんぷん(ブドウ糖のかたまり)。そんな植物も、空気中の窒素に関しては手が出せない。

一部の菌によって利用可能になった窒素を、植物は根から、自身の体内に取り込む。食物連鎖の後に、窒素は私たちの身体に取り込まれ、我々を形作る材料(たんぱく質)になっている。


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根粒菌マメ科植物の根で共生している。だから、大豆には根粒菌のおかげで窒素(たんぱく質)がたっぷり含まれており、畑の肉と呼ばれる。

生物どうしのつながりを知るのは楽しい。





タグ: 植物 窒素固定菌 200419 マメ科植物





おわり