2010年9月11日、熊本へタガメを採りに行きました。
前の日は催事の撤去のバイトがあり、21時過ぎに帰宅。
強制仮眠をとり、強制起床でシャワーを浴びて、深夜0時に迎えに行きました。
数年前から親交のある兄弟です。もう一人大学1年の河野くんを誘ったのですが、彼は所用で来れなくなり3人で出発。
既に眠い・・・事故ったらほんとに責任取れませんから真剣に運転です。
この時間に無理に出たのは、外灯巡りをするためです。
熊本のコンビニや自販機などには鹿児島市では見られない昆虫が集まってきます。
虫採りは体力勝負。
***
へろへろしながら熊本着。
高速道路がまだ1000円で助かりました。以前は熊本まで3000円でしたから。
目的地へ向かいつつコンビニや自販機をチェックしていく。
しかし、例年なら見られるはずの「オオカマキリモドキ」や「ウスバツバメ」などがいない(いずれ紹介します)。
そして、「オニグモ」のサイズを見たときにギクリとしました。・・・どれも大分小さい。
昆虫は毎年毎年、カレンダー通りに成長するのではなく、その年ごとの気象条件に合わせて成長します。今年は猛暑だったけれど、熊本のこの付近に関して言えば、生き物の成長が遅かった模様。まぁでも一日で結論を下すのはよくないですね。
(それでも)オニグモが揃ってこのサイズということは、季節の進行は少なくとも1週間以上は遅いのではと思わざるをえませんでした。妄想ばかりが膨らむ虫採り。分かったつもりでいても、はずれちゃうから虫採りは慣れて飽きることがないのだと思います。
外灯巡りでは、ガムシやヤママユガを拾いました(私は好きなヒメカマキリを採集。ヒメは多かった:写真下)。
結局宮崎にまで足を伸ばしましたが、鹿児島らしくない虫は×。
明け方に道の脇で就寝。
気づいたら二人はすごい寝方をしてました・・・
明るくなって気力を振り絞って起きる。
そしてタガメポイントへ。
ここは数年前に先輩にあたるS先生に教えていただいた場所です。
奇跡のような場所。
すんなり着くと思っていたら、いつまで経っても着かないし、見慣れぬ光景が広がり始める。
私はこういうときに引き返したくないという性質が強く、このままでもなんとか行けるだろうと思ってしまう駄目な人です。そしてやはりなかなか着かず。
結局半径20キロ以内(おそらく)にいながら、3時間ほども迷ってしまいました。余計に疲れてげっそりでした。
******到着******
タガメ池ではさすが子供、元気に網でごそごそ。
すぐにタガメもゲンゴロウもゲット。
ほんとに奇跡の場所です。
↑キイトトンボの交尾
そして昼過ぎに帰路につく。
思いのほか早く帰着。この日は画家のラッセン(きれいなイルカの絵は誰しも見たことあると思います)の絵の販売会があったので、帰りがけに行ってみました。
すごすぎた。値段も高かったが納得です。
特にエスケープ(ブラックライト)という作品は眠気を完全に吹き飛ばしてくれました。ほしかった。
帰宅後は爆睡。タガメはまた来年です。
おわり